マレーシアでどこに住む？| おすすめの居住エリア 7選紹介【首都クアラランプール編】

 

 

 

本記事は次のようなお悩みに応えるように書きました．

 

 

Malaysia移住を検討されている方，もう移住が決まった方に向けて，Malaysiaの首都Kuala Lumpurの居住エリアをご紹介します．

 

 

私はMalaysiaで海外駐在員をしています．駐在前にもMalaysiaには何度も訪れており，移住前には不動産屋と一緒にさまざまな住宅を探しました．

 

私が実際にKuala Lumpurで生活してみた経験や現地にいる同僚の話をもとに日本人にとって住みやすい居住地を本記事ではまとめています．

 

本記事の内容をまとめると次になります．

 

 

生活の中での優先順位を考えながら，これから紹介するKuala Lumpur地区をご検討いただければと思います．

 

 

ぜひ記事の最後までお付き合いください．

 

Kuala Lumpurのおすすめ居住エリア 7選

 

仕事の引退後の移住先として人気のMalaysiaには，日本人が2万人以上住んでいると言われています．

 

Malaysiaの都市Kuala Lumpurは，英語が街中でも通じて，気候も年間を通してよく天災も少なく非常に住みやすい都市です．

 

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Kuala Lumpurでおすすめの居住地区は，Google mapの地図内に赤丸で示した6地域です．

 

 

それぞれの地区の特徴は記事の後半で詳細に書きます．

 

Malaysiaで住まいを探す判断基準

 

Malaysiaの生活環境は日本とは違うので，Malaysiaで住む地区を選ぶ上で参考となる判断基準をご紹介します．

 

居住エリアを探す上での判断基準 7つ

 

Malaysiaで居住エリアを探す上で，私が重要だと思う確認項目は次になります．

 

 

部屋を探すときに上記の点を確認しながら選ぶと，住んだあとに価値観のずれは少なくなります．

 

 

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コンドミニアムの選び方

 

住みたい地区を先に決めてコンドミニアム（日本のマンションに相当）を決めるか，コンドミニアムを優先して決めるかは人それぞれです．

 

地区ごとにコンドミニアムの特徴は若干変わります．

 

 

家賃

 

本記事で紹介する地域にあるコンドミニアムは，Malaysia国内水準からすると家賃が高いです．

 

 

家賃 RM3,500（日本円 11万円）を払うと高層階にある100平米ある3LDKに住むことができます．しかも無料で利用できるジムとプール付き．

 

 

駅からの距離

 

日本では「駅チカ」が住宅選びの基準になりますが，Malaysiaは車社会であるため駅からの距離はあまり重要ではありません．

 

駅まで物理的な距離が近くても，歩道が整理されていないと歩いて駅に向かえないなど「駅チカ」であることが必ずしも魅力とはなりません．

 

電車を日常的に利用するのであれば「駅直結」のコンドミニアムがおすすめです．

 

また車を運転しないとしても，配車サービス（Grab，AirAsia Rideが有名）を利用することで日常の移動が完了します．

 

 

住居者向けの施設

 

ほとんどのコンドミニアムには，住居者向けに「ジム」と「プール」の施設が用意されています．

 

コンドミニアムによっては，「BBQ施設」「テニス・コート」「サウナ」があります．

 

街中に近いコンドミニアムほど施設は「ジム」と「プール」だけの場合が多いです．

 

おすすめの居住エリア

 

本章ではKuala Lumpurのおすすめ居住地域を紹介します．本記事で紹介する場所は次の7つのエリアです．

 

 

前の章で紹介した住居に対する判断基準をふまえて読んでいただけると，住みたい地域が選びやすくなります．

 

Mont Kiara

 

「Mont Kiara」は外国人の駐在者のために開発された高級住宅地で，Kuala Lumpurの北部に位置します．

 

 

Malaysia人の富裕層と外国人駐在者が多く住んでおり，特に日本人，韓国人が多いです．

 

 

Mont Kiaraはこんな人におすすめ

 

 

Mont Kiaraのダメなところ

 

 

初めての海外生活でも安心できる

 

Mont Kiaraは，初めての外国生活でも安心して生活できるおすすめの地区です．

 

 

日本人移住者がたくさん住んでおり，日本人向けの飲食店も数多くあります．

 

一方で，Malaysiaらしさを求める人にとっては刺激が少ないかもしれません．

 

コンドミニアムは高いけれども雰囲気は良い

 

Mont Kiaraは高級住宅地の分類に入り，コンドミニアムは一般的に高いです．

 

20年前から建っている歴史あるコンドミニアムもあれば，新築のコンドミニアムも建設中です．

 

 

必ずしも築浅物件が良いとは限りませんが，新旧コンドミニアムの物件数が多いのもMont Kiaraの特徴です．

 

食事，買い物が徒歩圏内

 

Mont Kiaraの街中には自然が多く，散歩している人がいます．

 

徒歩圏内にショッピング・モールがあるため，住宅地の並木道を夫婦で散歩しながら買い物に行く人たちをよく見かけます．

 

 

Mont Kiaraとお隣のSri Hatamasには日本料理店や洋食などの飲食店の選択肢が豊富にあります．

 

駐在者の大部分がMont Kiaraに住んでいるため，飲み会がある時はMont Kiara周辺になることが多いです．

 

Mont Kiara以外の地域に住む駐在者は，同僚との飲み会だけにGrabでMont Kiaraに行くことになります．

 

付き合いが多い方はMont Kiaraに住まわれた方が移動の手間は省けます．

 

日本人学校までの通学バス

 

日本人学校までの通学バスがあるため，通学している子どもがいる家庭はMont Kiaraを選ぶ傾向にあります．

 

金曜日夕方は渋滞しやすい

 

Mont Kiaraは，高速道路に近接しているので，Kuala Lumpur中心地，Selangor州への車の移動は便利です．

 

一方で，Mont Kiara入り口，地域内の道路は渋滞しやすいです．特に金曜日の夕方は大渋滞に巻き込まれることがあります．

 

公共交通機関がないために，移動は自家用車もしくはGrabとなります．

 

Bangsar

 

「Bangsar」は，Mont Kiaraと同じように古くからある外国人駐在者の住宅地です．

 

 

小高い丘の上に作られた住宅地で，自然に囲まれていて雰囲気がとても良いです．

 

 

静かな環境で過ごしたい方におすすめの地区です．

 

地元の飲食店と洋食店が併存しており，地元の雰囲気も残しながら，外国人にとっても住み心地の良い地域といえます．

 

Bangsarはこんな人におすすめ

 

 

Bangsarのダメなところ

 

 

おしゃれなショッピング・モールとレストラン街

 

Bangsaraの中心地に「Bangsar Village」という高級なショッピング・モールがあり，買い物は便利です．

 

 

ただしBangsarの居住地から「Bangsar Village」へ徒歩で行くには遠いので，車でスーパー・マーケットに買いに行くことになります．

 

目貫通りにはおしゃれなレストランが立ち並んでおり，スペイン料理，フランス料理など多国籍料理を楽しむことができます．

 

 

Bangsarには上質なカフェ，レストランが多いため，食事で困ることはないと思います．

 

夜はバーが開いて，お酒を楽しむ欧米の移住者の姿を多数見かけます．

 

ただし，日本食は限られるため，日本食が食べたい時は他地域に移動して食べに行くことになります．

 

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地理的には便利，公共交通機関からは遠い

 

Bangsarの場所は，中央駅KL Sentralに近く地理的にはKuara Lumpur中心部への距離が近いです．

 

地理的には近いのですが，丘が多く最寄りの電車駅まで徒歩でも20分ほどかかるので移動は基本的には車になります．

 

 

自然が多いので夕暮れごろになり涼しくなる時間になると，地元の人がBangsarの歩道路を散歩しています．

 

丘で高低差があるので，ゆっくり歩いていても良い運動になります．

 

Bangsar South（Kerinchi）

 

「Bangsar South」は，不動産開発計画に従い2005年以降開発が進んでいる新興の住宅地です．

 

 

昔は「Kerinchi」という地名で呼ばれていたのですが，高級住宅地「Bangsar」のブランドを借りる形で「Bangsar South」という名前になりました．

 

「Bangsar」と「Bangsar South」は距離的には近いですが，徒歩で移動することは難しいです．

 

新興住宅エリアであるため，Malaysiaの集合住宅（収入が低い人向け）と高いコンドミニアムが肩を並べる歪いびつな光景が見られます．

 

 

新しいコンドミニアムが建設されており，次々と築浅の物件が供給されています．新しく赴任してくる人たちに人気となっている注目のエリアです．

 

計画開発地にはオフィスも多数建築されており，朝夕は電車を利用してBangsar Southに通勤する人たちがたくさんいます．

 

Bangsar Southはこんな人におすすめ

 

 

Bangsar Southのココがダメ

 

 

高速道路への入り口が近く，駅にも近い

 

Bangsar Southの良いところは，渋滞を避けて移動することができるところです．

 

地理的にKuala Lumpur中心地に近く，またSelangor州への高速道路とも繋がっているために通勤，休日の移動にも便利です．

 

MRT「KL Gateway駅」にも直結しているコンドミニアムがあったり，MRT「Kerinchi駅」までの渡り廊下が設置されており駅を利用しやすいです．

 

 

新築物件に住みたい，交通の便が良いところに住みたいという方にBangsar Southはおすすめです．

 

発展中のために飲食店の選択肢は少なめ

 

Bangsar Southは新興の住宅地で，1年ごとに姿を変えていきます．

 

住宅地として急速に発展しており，Bangsar Southの人口は勢いよく増えています．

 

 

しかし人口の増加にあった飲食店やショッピング・モールの数が充分ではありません．

 

 

まだ周辺の飲食店が発達していないので自炊派に向いていると思います．

 

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モスクのお祈りの音がする…

 

Bangsar Southは新興の住宅地で，Malaysia現地の住む地域と近接しています．

 

少し車で走ると低所得者層が住まれている住居地があります．

 

モスク（イスラムの寺院）が多数あるために，1日5回お祈りの音（アザーン）が大音量で流れてきます．

 

Bangsar Southに住む同僚は，毎晩耳栓をして寝ていると言っていました．

 

Mid Valley周辺

 

「Mid Valley周辺（Septeh）」は，Malaysia国内で規模最大のショッピング・モールMid Valleyがあるため買い物が大変便利な地域です．

 

 

電車の路線が2本連結しており，地理的にも交通の便でもおすすめの場所になります．

 

新しい物件が供給されており，最近日本人駐在者が急増している地域の一つです．

 

 

そして，Malaysia 日本人会の会館にも近いです．

 

周辺に便利なお店が多く，独り身の方でも安心して暮らせます．

 

Mid Valley周辺はこんな人におすすめ

 

 

Mid Valley周辺のココがダメ

 

 

Mid Valleyで休日も満喫

 

Mid Valley周辺のコンドミニアムはMid Valleyと直結する橋で結ばれており，徒歩で買い物に行くことができます．

 

買い物については，日常で必要なものはMid Valleyで完結します．

 

 

Mid Valleyの中には，思いつく限り大体の施設があります．

 

 

一日いても飽きない複合施設です．

 

 

 

Bangsar South同様に，近くにモスクがあるので，一日5回の大音量のお祈りの放送が聞こえてくる可能性があります．

 

自然が少ないのが欠点ですが，Mid Valley周辺は住むには便利な場所です．

 

KLCC

 

「KLCC」は，日本でいう新宿のような，観光地の中心地でありながらオフィス街です．

 

 

さらに最高級コンドミニアムが建ち並んでいます．

 

 

都市の中心部になるので，公共機関は充実していて車がなくても生活はしやすいです．

 

一方で，週末は車が集中するので渋滞しやすいのが難点です．

 

 

KLCCは，Kuala Lumpur中心で都会の生活を楽しみたい方におすすめの地区です．

 

KLCCはこんな人におすすめ

 

 

KLCCのココがダメ

 

 

高級ショッピング・モールが多数

 

近くには大型ショッピング・モールがあり，買い物はしやすいです．

 

 

KLCCにあるショッピング・モールには，新鮮な日本食を取り扱っているスーパー・マーケットもあるので，日本食を自炊したい人には重宝します．

 

一方で，レストランもたくさんあるので，外食好きの人におすすめです．

 

 

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KLCC再開発中

 

2018年以降，新しいコンドミニアムの建設が急速に進んでおり，近い将来新しい物件の供給が大幅に増えそうです．

 

 

工事があちらこちらで行われているので，建設現場の騒音が気になります．

 

 

KLCCの北側は視線を遮る建物が少なく，遠くKlang Valleyを囲む山々が見えます．

 

 

何となく京都の盆地を彷彿とさせます．

 

Bukit Bintang

 

「Bukit Bintang」は，Kuala Lumpur観光にきた人が一度は訪れると言える観光の中心地です．

 

Bukit Bintangは多様な面を持つ街です．

 

 

 

落ち着いて生活したいという方には不向きですが，都会の中で刺激を受けながら新しいものを探したいという方にはおすすめの地区です．

 

外国人観光客が多いことから，観光客を目当てにしたスリ・ひったくりには注意が必要です．

 

Bukit Bintangはこんな人におすすめ

 

 

Bukit Bitangのココがダメ

 

 

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自然が多い丘の散歩道

 

Bukit Bintang周辺の住居地は丘の上にあり，喧騒なbar街から歩いて１０分も歩くと到着する場所にあります．

 

 

意外なほど自然が多く，朝夕の散歩にはうってつけの丘の散歩道があります．

 

都会の生活を楽しめるけれど，生活感は薄い

 

都会の中心で，夜遊びも楽しみたいという方にはうってつけの地区がBukit Bintangです．

 

 

夜になると屋上でお酒を飲める「roof top bar」が至る所にあり，お酒を片手にKuala Lumpurの高層ビルを眺める大人の夜を楽しむことができます．

 

Bukit Bintangは常に賑やかで楽しいのですが，一方で生活感の少ない地区です．

 

普段自炊をしたい方にとっては，近くに（手頃な値段の）スーパー・マーケットがないので少し不便ではあります．

 

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ドンキホーテの開業

 

Bukit Bintangのショッピング・モール「Lot 10」に日本のドンキホーテが開業をしました．

 

ドンキホーテで手軽に日本の食品・雑貨が買えるようになったことで，Malaysia在住の日本人は生活が便利になったと歓喜の声をあげています．

 

Bukit Bintangであれば徒歩圏内でドンキホーテを利用することができます．

 

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KL Sentral周辺

 

「KL Sentral」は，交通機関の中心駅となるように設計されて2001年に作られた駅の名称です．

 

 

Kuala Lumpur市内を通る電車の路線のほとんどがKL Sentralを通ります．

 

 

KL Sentalに直結する形でいくつかのコンドミニアムが建っており，居住地と移動の中心が隣接しています．

 

場所自体も街の中心にあるので，車での移動も便利です．

 

駅と一体化したショッピング・モールの地下にはスーパー・マーケットがあり，日常品の買い出しには苦労をしません．

 

KL Sentral周辺はこんな人におすすめ

 

 

KL Sentral周辺はココがダメ

 

 

高級レストランもあれば，庶民派のインド料理店もある

 

KL Sentral駅周辺には，「 Brick Fields」と呼ばれる地域があります．

 

”Little India”と呼ばれるIndia系のお店が並ぶ通りもあり，本格的な南India料理を楽しむことができます．

 

 

庶民派のIndia料理がある一方で，高級な西洋料理店，barも並ぶため夜もゆっくり楽しめるお店が数多くあるのが，KL Sentral周辺の特徴です．

 

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電車の便が良い

 

KL Sentralを通じて様々な電車の路線がひかれています．

 

本記事で紹介しているエリアにもアクセスが良いだけでなく，空港まで通じる電車「KLIA Ekpress」もあります．

 

車を運転しなくても生活できる環境が整っています．

 

まとめ：まずはAirBnBで住みたいところでお試し生活

 

Kuala Lumpurで人気の居住地7選を紹介しました．

 

 

どの地区も住んでみないと分からない良い点，悪い点があります．

 

 

 

私が紹介した内容は一つの意見として，興味を持たれた地区がありましたら一度AirBnBで住みたいコンドミニアムに一泊してみることをおすすめします．

 

日本と違い，Malaysiaでは民泊の規制が緩いためAirbnbが広く普及しています．

 

試しに住んでみると，実は近所のスーパー・マーケットが遠かった，窓から騒音が入ってきて眠れないなど住んでみないと気づけない点をたった1泊のお試しで発見することができます．

 

本記事を最後までお読みいただきありがとうございました．

 

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