Hutan Pendidikan Bukit Gasing，マレーシアでジャングル・ハイキング！

こにゃん

こんにちは，こにゃん（@こにゃん）です．

Kuala Lumpur中心から車で20分で行ける，ジャングルの中をハイキングできる『Hutan Pendidikan Bukit Gasing』をご紹介します．

熱帯雨林の自然を思う存分楽しめて，ちょっとした冒険心も感じられるハイキング道です．

私は迷子になり大変でしたが，ハイキング初心者の方でも挑戦できます．

この記事は，次のような方にお役に立てるように書いています．

この記事の内容は次になります．

Kuala Lumpurから車で20分でいけるジャングル

Malaysiaは熱帯雨林気候で，首都Kuala Lumpurはジャングルを開拓してできた近代都市です．

都市部では自然は残っていますが小さな公園しかなく，東南Asia特有の自然を楽しむにはKuala Lumpurから少し遠出をする必要があります．

今回ご紹介する『Hutan Pendidikan Bukit Gasing』は，Kuala Lumpur中心部から車で20分ほどで行けるジャングルです．

場所はお隣Selangor州にありますが，Kuala Lumpurとの州境に位置します．

2021年4月現在，Kuala LumpurとSelangor州はCMCO（条件付き行動制限令）が発令されていて，Kuala LumpurとSelangor州内は自由に行き来ができるのですが，他の州には警察の許可なくは移動できない状況です．

ちょっとした旅行気分を味わい，平日の運動不足を解消するために，『Hutan Pendidikan Bukit Gasing』へ行ってきました．

入り口のところで，MySejahtera（日本でいうCocoaに相当する感染症対策アプリ）で入場を登録してハイキングを開始します．

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ハイキング時間の目安は1時間

『Hutan Pendidikan Bukit Gasing』を1周ハイキングするのにかかった時間は1時間ほどです．

私は途中道を間違えたりしたので，道に慣れている方であれば30分ちょっとで1周できるのではないかと思います．

入り口に登山道の案内板があります．

ところが中に入ると道案内がないというか，すごく分かりづらいので道案内通りに歩けな買ったです…

SmartphoneのGPSを使って位置を確かめながらハイキングをした方が良いかもしれません．

『Hutan Pendidikan Bukit Gasing』の登山路

注意書きが入り口近くに設置されています．

「Leave nothing but footprints（足跡以外は残していかないでね）」という注意が印象に残ります．

登山路にはゴミはほとんど落ちておらず，地元の方の自然に対する尊敬心を感じました．私も水筒持参でハイキングをしましたが，ゴミは出さないように気をつけました．

歩いて1分でいきなりジャングルに突入です．

前後左右ともに熱帯樹が生えており，日光をたくさん吸収するために大きな葉っぱを生い茂っています．

Kuala Lumpurは今でこそ東南Asiaにある近代都市になりましたが，かつてはこんなジャングルだったところを開拓してできました．

上を見上げると，青空を木の葉っぱが覆い隠そうとしています．

ハイキング中は木陰がたくさんあり日焼けはしなさそうですが，気温は30度以上に上がっておりすぐに汗をかき始めます．

ジメジメした湿気はないので，気温に対する不快感はありません．

「Malaysiaに住んでいると毎日暑くて汗をかいているんでしょう？」と友だちに聞かれますが，実際はそんなに汗が出ません．移動は車が中心で，日中に外にいる時間が短いからです．室内は冷房が効いており，上着が必要なくらいです．

Malaysiaの登山道の”あるある”ですが，二股道ふたまたみちでどちらに進むか案内の矢印がありません．

とりあえず，前の登山客の人たちの後を付いていくことにしました．

1人でいく時は，地元の人たちを追いかけて行った方が安全です．

…と書きつつも，後述しますが私は道を間違えて迷子になってしまいました．

大木が道に倒れかかっており，かがみ込みながら木下を通っていきます．

日本の登山道だったら，すぐに倒れ木は除去されそうですが，この倒れ木は長い間放置されているようでした．

人の手は最低限入れるけれど，自然は自然のあるままにしておくという哲学を感じる光景です．

途中開けた空間に案内板がたくさん立っていました．

肝心の地図がないので，自分がどこにいるのか分からず野生の感を働かせて私は突き進んできました．

この時に，GPSで位置を確認しておけば良かったな．

樹皮の受けからツクシのような植物が生えており，珍しいなと思い写真を撮ってしまいました．

小川があります．

小川の水は空が反射しているくらい，川の流れはゆっくりで透明で透き通った水です．

小川は足底ぐらいの深さしかありません．

川上はどこにあるのだろうと，覗きんで観ましたが，平坦で緩やかな川はジャングルの奥に吸い込まれていくようで，水がどこから来ているか謎のままです．

登山路の半分を過ぎたあたりから上り坂が増えてきて，息が切れます．

上り道の足場も悪く，ゆっくり足で地面を踏み鳴らしてから着地していきます．

動物の姿は見えませんでしたが，鳥と虫の鳴き声は遠くから反響して聞こえてきます．

前を登っている人たちを追い抜いて，快調に登山を進めていいきます．

また，二手に分かれる道があり，私は勘で右手の方向を選びました．

すでに東西南北の感覚は無くなっており，今思うとなんで右手を自信満々に選んだのか覚えていません．

道は細くなっていきますが，誰かが通った跡はあるので，安心して登山をしていきます．

誰ともすれ違うことなく歩いて10分．

徐々に下り坂となり，足場を確認しながら山を降りていくと，一気に木々の間から視界が開けます！

「舗装された道が見えた．入り口に戻った！」と瞬間的に歓喜の声をあげそうになるのですが，違和感を覚えます．

既視感からくる信号で，どこかで観たことがある光景だと脳が教えてくれます…

その瞬間全てを理解しました．

道を間違えて突き進んだ結果，反対側の登山口『Taman Rimba Bukit Kerinchi』に出てしまったのです．

本当は，上の地図の赤い点線矢印のように，U字で曲がって戻ってこなくてはいけませんでした．

先程の視界が開けて見えてきた光景は，何度も行ったことのある『Taman Rimba Bukit Kerinchi』の入り口の光景でした．

私がどこで道を間違えたのか，思い当たる節があったので10分かけて道を戻ります．先程は快適だった下り道が，引き返す時は苦痛の上り坂になっていました．

話はそれますが，「道」という言葉は隠喩の意味が強過ぎて，隠喩の意味が表に出てしまうことがあります．「どこで道を間違えたのか」と書くと，すごく人生を後悔している人のようですものね．

道を引き返して，ようやく正常の登山道に戻ると，他の登山客の姿を見つけます．

後ろを付いていきながら下り坂をゆっくりと降りていきます．

ようやく平坦な道が現れて，すぐ本来の『Hutan Pendidikan Bukit Gasing』の入り口にたどり着くことができました．

登山で疲れた以上に，ジャングルで迷子になったらどうしようという気疲れが急に現れたので，急いで家に帰ってゆっくり昼寝をしました．

『Hutan Pendidikan Bukit Gasing』への行き方

『Hutan Pendidikan Bukit Gasing』へのaccessは，車もしくはGrab（Malaysia版のUber）になります．

移動アプリの目的地は，『Hutan Pendidikan Bukit Gasing』とご設定ください．

住所　1285, Jalan Tanjong 5/4, Bukit Gasing, 46000 Petaling Jaya, Selangor

近くに無料の駐車場があります．

まとめ

Kuala Lumpur中心から車で20分で行ける，ジャングルの中をハイキングできる『Hutan Pendidikan Bukit Gasing』を紹介しました．

都心からすぐに行けるだけでなく，熱帯雨林の自然を思う存分楽しめて，ちょっとした冒険心も感じられる週末におすすめの登山道です．

運動不足かなと感じたり，悩みがちで心が塞いでいるという時は，自然の中を集中して歩くと解決すると思います．

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